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キャンピングカーJPSTARに装備すべき必須アイテムは?

「キャンピングカーとして快適な旅をするには、ただ車が走れば良いというものではありません。特にJPSTARHappy1+のような軽キャンパーでは、冬の寒さ、長時間の電力使用、オーディオ・ナビの要求など、標準装備だけでは不足するシーンが多くあります。そこで、後付け設備を取り入れることで、快適性や利便性を格段にアップさせることができます。

標準設備の紹介

JPSTAR HAPPY1+などの標準仕様を見ると、次のような設備が備わっています:ソーラーパネル標準装備(150W)、外部電源、外部シャワーヘッド、給水タンク、収納スペース/LED照明/インバーターなど。
ただし、これらはあくまでベース。使用用途や季節によって、追加すべきオプションが出てきます。例えば、冬の寒さ対策や電力消費が多い装備を使う際には、標準バッテリーや発電能力では十分でないこともあります。

主な後付け設備とその詳細

以下では、特にキャンピングカーで「追加しておきたい設備」を挙げ、それぞれについて解説します。

a) 高出力オルタネーター

メリット:

  • 車のエンジン回転中に、電装品(バッテリー充電/ヒーター/インバーター等)に十分な電力を供給できる。

  • 長時間のアイドリング中や走行中に電力不足でバッテリーを痛めるリスクを下げる。

適合性・取付ポイント:

  • ベース車両のエンジン・発電能力を確認。軽自動車ベースのものでは元のオルタネーターの仕様が低めなので、高出力化すると発熱・取り扱いの強度などが問題になることも。

  • 発電量(A数)を決め、それに合ったケーブルの容量・配線の強さも必要。接続部の防水性も重要。

  • モーターや制御装置のクリアランス確保。

費用目安:
部品+取り付け工賃で数万円〜十万円単位(仕様・発電量による)。

注意点:

  • オルタネーターだけではなく、車の電圧制御装置やバッテリーの受け入れ能力が追いつくかを確認。

  • 発電過多で発熱する場合の冷却対策。

  • 保証・車検に影響しないよう、メーカーまたは正規取扱店で相談する。

b)  スノーソックス&スタッドレスタイヤ

メリット:

  • 雪道・凍結路での滑り止め。安全性の向上。

  • スノーソックスは携行性が高く、緊急対応に便利。

適合性・取付ポイント:

  • JPSTARのタイヤ・ホイールサイズを確認。標準サイズからどの程度変えられるか。

  • スノーソックス(布製滑り止め)では、適合サイズと車両高さ・フェンダーとのクリアランスに注意。

  • スタッドレスタイヤに変える場合、走行性能・燃費の影響やノイズなどのデメリットも考慮。

費用目安:
スタッドレスタイヤ+ホイールセットで十数万円、スノーソックスは比較的安価(数千円〜)だが耐久性・使用回数に依存。

c) FFヒーター

メリット:

  • 軽油などで燃焼熱を利用して車内を暖める。燃料消費が比較的抑えられる。

  • 寒冷地/冬季の車中泊で必須レベル。

取付のポイント:

  • 設置場所(床下・シート下など)、排気管の取り回し、燃料タンクや吸気口との位置関係。

  • 燃料給油系統との接続安全性。火気・ガス漏れの対策。

  • コントロールパネルの配置、配線の取り回し。

費用目安:
ヒーター本体+取り付け費+燃料配管などで十万円〜。

d) サブバッテリー+インバーター

メリット:

  • 車両停止中でも電力を供給できる(照明・電化製品等)。

  • リチウムや深放電対応の鉛など、種類を選ぶことで寿命や重量をコントロールできる。

取付のポイント:

  • サブバッテリーをどこに搭載するか(荷室床下・キャビン内収納部など)。振動・防水など環境耐性。

  • インバーターの容量を使用予定の機器に応じて選定。例えば100V機器や大消費電力機器を使うなら余裕を持たせる。

  • 充電方式:走行充電 / ソーラー /外部電源 の組み合わせ。

注意点:

  • バッテリーが重いため車両重量・重心に影響。荷物とのバランスも考える。

  • リチウムの場合は安全性(過充電・過放電・温度管理)に注意。

  • メンテナンス(定期点検・接続部の清掃など)。

e) オーディオ/ナビシステム(大画面ナビ・バックカメラ等)

メリット:

  • 長距離運転での案内性能向上。特に山道・夜間の視認性。

  • 車庫入れ・狭い場所でのバックカメラやサイド補助が安全性を高める。

  • 車内でのエンターテインメント性の向上。

取付のポイント:

  • ナビモニターのサイズと場所(運転席からの視界、ダッシュボードスペースなど)

  • 電源配線・スピーカー配線の長さ・経路確保。振動・防水・ノイズ対策。

  • 操作性:タッチパネルか物理ボタン/リモコンの設計。

取付の流れ

  • まず、取付前の現車確認:スペースの有無、高さ・幅・重量などを測る。

  • 電気系統の場合は配線図を準備。ヒューズ・ブレーカーの設置。

  • 安全性の確保(耐熱・耐振動・防水・防塵)。

  • 法的な確認:改造申請が必要な場合、車検への影響がないか。

  • JPSTARサービスサイトのメリット:保証・確実性・仕上がり

キャンピングカーJPSTARに装備すべき必須アイテムは? まとめ

  • 後付け設備は「快適性」「安全性」「利便性」を飛躍的に高める。どの装備をまずつけるかは、**使用環境(気候・場所)」と「電力使用量」から逆算するのがベストです。

  • 最初はオルタネーター強化+サブバッテリー+暖房(ヒーター)などから手を入れるのがコストバランスもいいですね。

  • また、どれだけ取り付けても、その後のメンテナンスや使用方法を正しくしないと効果が半減します。適切なケアを忘れずに。