キャンピングカーにエアコンを設置するとき、どのようなタイプを選ぶか迷う方も多いでしょう。
ルーフエアコン、ウインドウクーラー、直流12V駆動の車載専用エアコンなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回は、2020年型のアドリアマトリックス 670SLプラスに、イタリア製のルーフエアコン「indelB PLEIN AIRCON」を設置した実例をご紹介します。
▶バンコンやキャブコンにindelBのプレインエアコンを取り付けるメリットとデメリット
プレインエアコン
イタリア製
取付車輌 アドリアマトリックス 670SLプラス 2020年型
indelB PLEIN AIRCONを設置する際の工程は以下の通りです。
純正ルーフベンチレーション 設置方法は?
純正ルーフベンチレーション 取り外し 室内側
純正ルーフベンチレーションを取り外します。必要な開口は400×400mmです 。
ルーフにプレインエアコンの本体を載せます。本体のサイズは246×720×800mmで、重量は25.3kgです。
本体と室内の送風口をダクトでつなぎます。送風口の厚さは50mmです 。
本体に直流12V電源を接続します。消費電力は600Wです 。
本体のインジケーターやスイッチ用のコネクターを接続します。
リモコンやロゴシールなどを取り付けます。
純正ルーフベンチレーション 取り外し 車外ルーフ側
開口部が横700mm 前後400mm |
エアコンメインユニットをルーフアルミパネルに固定・取付け
室内側も同じように700mm✕400mmの開口部を塞ぐため15mmのMDFボード、インナーパネル作成、ファブリック布地仕上げ
室内側 サーキュレーションユニット取付け完成
メイン電源は12V 8AWGケーブルで400Ahのリチウムイオンバッテリーに接続
強冷で約2時間運転、バッテリー残量は75%でした。
indelB PLEIN AIRCONとは?
indelB PLEIN AIRCONは、イタリアのindelB社が製造するキャンピングカー用のルーフエアコンです3。このエアコンの最大の特徴は、直流12Vで動作することです。これにより、インバーターやトランスなどの電装が不要で、サブバッテリーから直接電源を取ることができます。また、電力のロスも少なく、消費電力は600Wと省エネです 。
このエアコンはオールインワンタイプで、配管などはなく、ルーフ上に乗る本体とそこから室内につながるダクトのみとシンプルです。本体のサイズは246×720×800mmで、重量は25.3kgです。冷房能力は2.5kWで、静音性も高いです。