ライトキャブコンのマツダ・ボンゴベースの人気キャンピングカー「アミティ」
今回はライトキャブコン人気No.1のアミティにFFヒーターを後付する動画、画像を紹介していきます。
ボンゴが2,020年8月末で製造中止になるので新車を購入することができなくなります。
キャブコン・ボンゴ・アミティはライトキャブコンの中では人気No.1車種です。
最近では車中泊ブームでFFヒーターはキャンピングカーには必需品となってきています。
キャンピングカー後付で取付けたいパーツランキングではソーラパネルと1位と2位で争っています。
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目次
アミティのダイネット下にFFヒーターを格納します。(エバス製はエアヒーター)動画
You Tube動画でもお伝えします。
FFヒーター・エバス製が収納されています。エバス製はFFヒーターとは表現していなくてエアヒーターと言ってます。
日本ではFFヒーターが一般的なので今後はFFヒーターと表現します。
アミティへのFFヒーター本体の格納場所はダイネットのシート下が最適
下部にあるのがFFヒーター・エバス製の吹出口です。
ここから温風が出てきます。
下の画像がFFヒーター格納後の画像となります。
ボンゴベースのキャンピングカー、アミティへのFFヒーター本体の格納場所はダイネットのシート下が最適です。
狭いシート下部を有効利用して外側からは見えない状態です。
どうやって設置していくのか?たけやんこと武田の画像や動画で紹介していきます。
動画や画像で紹介する前に最初にお伝えしたいのはFFヒーターは人気ですが取付けには資格が必要なほど難易度が高いです。
資格があっても実際にキャブコンタイプに取付けるのはベテランの車両整備工でも難しいのです。
私もFFヒーター取付け資格を取得しているのですが、燃料タンクを外すキャブコンのFFヒーターの後付は経験が必要ですね。
なぜか?
FFヒーターはガソリンを燃焼させて暖房します。
FFヒーターは上の図を見てもわかるように燃料(ガソリン等)を燃焼するためにポンプで燃料タンクから吸い上げます。
FFヒーターへ燃料を送るポンプをつなげるために燃料タンクに穴をあける作業が必要です。
キャブコンのボンゴベースのアミティでは燃料タンクを取り外して穴を開けていきます。
ボンゴ・アミティの燃料タンクを外して穴を開けるという工程はベテランの車両整備工は敬遠します。
オートサイトではたけやんこと武田が燃料タンクを外してエバス製FFヒーターを設置します。
アミティへのFFヒーター後付は、なんと!燃料タンクを取り外す?
この日の岐阜県岐南町の気温は36度を超えています。
ピット内は冷房がないので車体の下は40度を超えているかもしれません。
燃料タンクを取り外す作業です。
今回のアミティは一世代前の後輪がダブルタイヤ仕様となります。
整備のベテランも嫌がる燃料タンクの取り外し。
たけやんがどうして燃料タンクを外してFFヒーターの取付けまでできるのか?
ボンゴベースのキャンピングカーを製造しているビルダーにFFヒーター設置の修行を数日に渡り実際に立ち会い作業を経験しているからです。
ビルダーでは新車のキャンピングカーにFFヒーター設置してから販売もしています。
たけやんは製造段階でのFFヒーター設置を実際の作業を経験することで後付でのFFヒーター取付を可能にしたのです。
ライトキャブコンでユーザーが一番多いボンゴ・アミティには標準ではFFヒーターが付いていません。
最近の車中泊人気、コロナの影響での家族キャンピングカーでの旅からFFヒーターの無い車中泊は考えられません。
事実、弊社・オートサイトでもアミティにFFヒーターを後付してほしいというオーナーさんは多数存在しています。
燃料タンクが外れかかっていますね。高温のため、たけやんもフラフラ状態です。
冬季に大活躍するFFヒーターは夏頃から準備しないといけません。
秋頃にはメンテナンスと重なり混んできます。
このあとの燃料タンクを外して加工作業後に燃料タンクを元に戻してからアミティ車内にFFヒーター本体を設置していきます。
FFヒーター本体の取付けは?画像でわかりやすく紹介
ボンゴ・アミティの車体の床にFFヒーターを設置します。燃料を取り入れたり排気をするための穴を開けます。
狭い場所での作業になるので視界も悪く難しい作業です。
無事に穴が空きました。穴をきれいに整えます。
水漏れがしないよう防水処理・コーキングしていきます。
防水対策を忘れるとたいへんなことになります。
FFヒーターを設置していきます。
FFヒーター設置完了 2列のシートの間に収まっています。
ここまででも難しい工程ですが・・・まだまだ続きます。
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外部燃料タンク周りの作業
サイレンサーを取付けています。
外側の整備は終了となります。仕上がりも美しいですね。
車内での配線・電気工事 FFヒーター コントローラー設置
FFヒーターのコントローラーは入り口の左側上の方、インバーターのスイッチの隣に設置します。
以下、FFヒーターの収納場所とコントローラーにバッテリーの位置画像です。
FFヒーターを動かすには電源が必要ですし、コントロールスイッチも必要ですよね。
電源はバッテリーから取得します。
キャンピングカーの車体の壁や床の中には電気配線がたくさんあります。
効率良く配線する必要があります。
家具に穴を開けてFFヒーターのコントローラーを取付けます。
コントローラーはインバータースイッチの隣に設置
コントローラーからバッテリーに配線工事
コントローラーには今回とは異なるタイプもあるので、使用しないコードがあるので仕分けします。
ドイツ語の取扱説明書をみながら間違えないように配線していきます。 | |
入り口左の収納家具の下部にあるバッテリーに配線します。 |
FFヒーター本体からコントローラースイッチ→バッテリーへと接続が完了しました。
FFヒーターの温風吹き出し口の工事と試運転
シート下部へ収納したFFヒーターから温風を車内へ放出する温風吹出し口が設置されていないので工事していきます。
狭いところの作業なので手こずります。
木の削りカスが出ないように掃除機で吸引。
掃除機の電源はキャンピングカーの車内コンセントから取ります。
本体から温風吹出し口の入り口まで通路を通してカバーします。 | カバーの取付けです。最後の仕上げになります。 |
カバー取付けして完成です。
FFヒーターの試運転で温風が出てくるのか?確認しています。
今回はお値打ちで取り扱いが簡単なミニコントローラーを使用しました。
FFヒーターをボンゴ・アミティに後付する まとめ
エバスのFFヒーターは換気の必要がないスグレモノ。
燃料としてガソリンを使うので安全・安心面から有資格者が設置します。
これまで読んでいただいてありがとうございます。
キャブコンへのFFヒーターの設置工事はたいへんなのが理解できましたか?
まとめると・・・
- FFヒーターを起動させるには、本体に燃料となるガソリンを供給する工事
- コントロールスイッチと電源をバッテリーから取得する工事
- FFヒーター本体から排出する温風と排気の工事
エバス製FFヒーターのボンゴ・アミティへの設置を取材して感じたのは有資格者でも実際に設置する数をこなしていないと難しい工事でした。
燃料タンクや燃料の流れのこと。のことや電気配線のこと等、難しい工事です。
巷で人気のある安価な中華ヒーターには手を出さないほうがいいですね。危険です。
推奨しません。
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ボンゴ・アミティはなぜ?人気なのか?
キャンピングカー初心者にも優しいコンパクトサイズなのでキャブコンでも普通車と変わらないサイズなので駐車場には入れやすいし、小回りもききます。ストレス無く駐車スペースに入れることができます。
但し、キャブコンなので高さは注意が必要です。2,770ミリの高さです。
ベースとなるボンゴトラックの高さは1,920ミリなのですが、キャブコンのアミティになると85センチ高くなっています。
高さ制限には注意です。
FFヒーターがアミティには標準で付いていない。
FFヒーターは近年、車中泊人気が高まり、この数年の間で急速に人気がでてきました。
中古車のキャンピングカーにはFFヒーターは後付となる場合が多いのです。
人気のアミティも例外ではなくキャンピングカー入門タイプで入手しやすい価格設定となっているたFFヒーターが標準で付いていないと思われます。
2020年8月でカーセンサーでアミティの中古車38台のうちFFヒーターが付いている車は20台でした。
FFヒーターが付いているアミティ中古車は価格が高く設定されています。
あなたが手放すときも人気のFFヒーターが付いていれば下取りや買取りの査定にも有利ですね。
FFヒーターのよくある質問・Q&A
Q)FFヒーターは換気の必要はありますか?
A)FFヒーターは一般的なガスヒーター、ファンヒーターとは異なり換気の必要がありません。
キャンピングカーの場合、車外に取り付けられた吸気口から空気が送られ、燃料タンクから送られてきたガスと混合することによって着火、燃焼室内で燃焼し、熱交換機で空気を温めることによって、車内を暖めています。
車外の空気を取り込んで燃焼しているので、エンジンをつけっぱなしにしている時に起こる一酸化炭素中毒になる心配はありません。
ですから、つけっぱなしにして長時間過ごしていても何も問題ありません。
FF式の石油ストーブを使用された方はわかると思いますが、点火してすぐに温風が出てくるので暖かさを体験されている方も多いでしょう。
おまけにFFヒーターは足元から温風を出すから温かい。
足元から温まるのでとても心地よいです。
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